HIVOICE / RECORDING GUIDE
企業動画の英語ナレーション|依頼前に準備する7項目
企業紹介や製品紹介の動画に英語ナレーションを入れるときは、原稿だけでなく「誰に、どこで、どのように伝えるか」を一緒に整理しておくと、声の選定や見積もりの相談がしやすくなります。用途、英語の種類、原稿、読み方、タイミング、納品形式、日程の7項目を確認しましょう。
すべてを最初から決める必要はありません。未確定の項目には「相談したい」と書き、確定済みの情報と分けて伝えることが大切です。この記事では、初めて依頼する担当者の方にも使いやすいように、具体的な記入例と相談用テンプレートを紹介します。
1. 動画の目的・視聴者・公開先
同じ企業紹介でも、展示会で初めて会社を知る人に見せる動画と、既存顧客に製品の操作を説明する動画では、伝える内容や読み方が変わります。まずは動画の目的と視聴者、公開先を共有しましょう。
- 目的:会社紹介、製品説明、採用、社内研修など
- 視聴者:海外の取引先、一般消費者、社員など
- 公開先:自社サイト、YouTube、展示会、広告配信、社内限定など
記入例:海外展示会で使用する製品紹介動画です。主な視聴者は北米の販売代理店です。展示会後は、自社サイトにも掲載する予定です。
複数の媒体で使う場合や、公開期間が決まっている場合は、その予定も記載してください。利用条件の確認漏れを防ぐため、当初の用途から変更がある場合も共有しましょう。
2. 英語のアクセントと、コンテンツに合う声のスタイル
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など、希望するアクセントがあれば伝えます。特定の地域を想定していない場合は、視聴者やブランドの雰囲気を伝え、サンプルを聴きながら候補を絞りましょう。
「いい声で」だけでは、担当者ごとに思い浮かべる声が異なります。「落ち着いて、説明は明瞭に」「明るいが、テンションは上げすぎない」など、具体的な言葉を添えると希望を共有しやすくなります。
記入例:アメリカ英語を希望。落ち着いた声で、専門用語も聞き取りやすく。広告のような強い呼びかけより、説明するような自然な読み方を希望します。
コンテンツ別・声のスタイルの選び方
声の高さや性別だけでなく、「視聴者にどのような印象を持ってほしいか」を考えて選びましょう。次の例を出発点に、ブランドの個性や映像のテンポに合わせて比較すると、候補を絞りやすくなります。
| コンテンツ | 声のスタイルの例 | サンプルで確認したい点 |
|---|---|---|
| 企業紹介・ブランドムービー | 落ち着きと信頼感のある、自然で安定した語り口 | 会社の雰囲気に合うか。重厚すぎず、伝えたい姿勢が届くか。 |
| 製品紹介・サービス説明 | 明瞭で聞き取りやすく、親しみのある声 | 専門用語や機能説明が理解しやすいか。重要な点が伝わるか。 |
| 広告・キャンペーン動画 | 明るく軽快な声、または印象に残る表現力のある声 | 短い時間で関心を引けるか。ブランドに対して勢いが強すぎないか。 |
| 高級感を伝える商品・ブランド紹介 | 余裕のあるテンポと、抑制の効いた上品な語り口 | 言葉の間や息遣いが映像に合うか。低音という条件だけで選ばない。 |
| 研修・eラーニング・操作説明 | 穏やかで明瞭な、長く聴いても疲れにくい声 | 読みの速さが適切か。説明の区切りや強調が分かりやすいか。 |
| 採用・社員インタビューを交えた動画 | 温かく、話しかけるような自然な声 | 社員の声や映像になじむか。過度に宣伝調になっていないか。 |
これは選び方の目安です。同じ企業紹介でも、親しみやすさを重視する場合と、重厚感を伝えたい場合では合う声が変わります。最終的には原稿や映像と照らし合わせて判断しましょう。
ナレーター選びに迷ったら、ハイボイスへ
候補が多くて選びきれない場合や、どの声がコンテンツに合うか迷う場合は、ハイボイスの担当者にご相談ください。動画の内容、視聴者、ブランドの雰囲気、ご希望の声のイメージを伺い、最適なナレーター候補をご提案し、音声サンプルをご案内します。最初からナレーターを決めていただく必要はありません。
3. 原稿の言語・分量・確定状況
日本語原稿から翻訳が必要なのか、英語原稿が用意されているのかを伝えます。英語原稿がある場合も、英文チェックを希望するかどうかを書き添えましょう。字幕用の英文を使う場合は、読み上げるときの自然さや映像の長さとの関係も確認が必要です。
原稿にはファイル名や更新日などで版を付け、どれが収録対象か分かるようにします。社内確認中の文章や今後変更する可能性がある箇所は、確定部分と区別してください。
記入例:英語原稿は約250語。英文チェックを相談したいです。製品名の表記は確定していますが、最後の案内文は社内確認中です。
4. 固有名詞・略語・数字の読み方
会社名、製品名、人名、型番、URLなどには、複数の読み方が考えられるものがあります。読み上げる本文と発音指示を分け、特別な読み方が必要な箇所を一覧にしましょう。独自の商品名は、参考音声があると意図を伝えやすくなります。
| 原稿の表記 | 指示の記入例 |
|---|---|
| ABC | 略語を一語として読まず、A・B・Cを一文字ずつ読む。 |
| 製品名 | 添付した参考音声の発音に合わせる。 |
| URL | 画面表示のみ。ナレーションでは読み上げない。 |
表は指示の書き方の例です。実際の原稿に合わせて、読み上げる表現を確認してください。
5. 動画の尺と読み始めるタイミング
「動画全体が90秒」という情報に加えて、ナレーションを入れる区間が分かると相談が具体的になります。映像がある場合は共有し、特定の画面に合わせたい文章にはタイムコードを付けましょう。
記入例:動画は90秒です。冒頭5秒は音楽のみ。製品の説明文は00:12の画面から開始し、最後の社名はロゴ表示中に読み終える構成を希望します。
英語にした原稿が、元の日本語と同じ時間で読めるとは限りません。映像を固定するのか、原稿を短くできるのか、編集で間を調整できるのかも共有してください。速く読むことだけで解決しようとせず、伝える内容と聞き取りやすさを一緒に確認しましょう。
6. 納品ファイルと編集の範囲
音声を受け取る動画編集担当者に、必要なファイル形式と分け方を確認しておきます。WAV・MP3などの形式に加え、一本の音声でよいのか、場面ごとに分けるのかを伝えましょう。
- ファイル形式と、編集担当者から指定された音声仕様
- 一本の音声/シーン別/セリフ別などの分割方法
- ファイル名の付け方
- 音声のみの納品か、映像への組み込みも相談したいか
たとえば「01_intro、02_product、03_contactの3ファイル」のように示すと、用途が伝わりやすくなります。仕様が不明な場合は、編集担当者に確認中であることを記載してください。必要な編集作業の対応範囲は、見積もり時に確認しましょう。
7. 希望納期・確認担当者・予算
公開日だけでなく、最初に音声を確認したい日と最終納品の希望日を分けて伝えます。社内で誰が原稿・発音・音声を確認するかも決めておくと、確認内容をまとめやすくなります。
予算が決まっている場合は、録音だけの予算なのか、翻訳や編集も含むのかを記載してください。収録後の原稿変更や読み方の変更については、追加作業の扱いを依頼前に確認しておきましょう。
コピーして使える相談用テンプレート
次の項目を埋めて、原稿や参考資料と一緒にご相談ください。分からない項目は「未定・相談希望」のままで構いません。
【動画の用途・視聴者】 【公開先・利用予定】 【希望する英語のアクセント】 【声のイメージ・候補ナレーター】 【原稿】日本語/英語、分量、確定状況 【翻訳・英文チェックの希望】 【固有名詞などの発音指示】 【動画の長さ・音声を入れる区間】 【映像・原稿の調整可否】 【納品形式・ファイルの分け方】 【初回確認日・最終納品の希望日】 【社内の確認担当者】 【予算・予算に含めたい作業】 【参考動画・その他の相談事項】
英語ナレーションの準備でよくある質問
希望する声をうまく説明できない場合は?
音声サンプルから近いものを選び、「このサンプルより少しゆっくり」「この落ち着いた雰囲気が近い」などと補足すると伝えやすくなります。候補を選ぶこと自体が難しい場合は、動画の内容や伝えたい印象をハイボイスの担当者にお知らせください。コンテンツに合うナレーター候補を推薦し、音声サンプルをご案内します。
まだ動画が完成していない場合、何を用意すればよいですか?
絵コンテや仮編集の動画、想定する長さなど、現在分かっている資料を整理してください。映像と原稿のどちらを調整できるか、いつ確定する予定かも伝えると、進行方法の相談に役立ちます。
原稿の単語数だけで総額が決まりますか?
単語数に加え、起用するナレーターや必要な作業を確認する必要があります。翻訳・英文チェック・ファイル分割・映像への組み込みなどの希望をまとめ、見積もりに含まれる範囲を確認してください。
原稿と用途を添えて、ハイボイスへご相談ください
ハイボイスでは、英語ナレーターの音声サンプルをご覧いただけます。企業動画の用途、原稿、希望する声や日程を添えて、収録についてご相談ください。