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ブログ|ハイボイス外国語ナレーション情報

英語ナレーターへ原稿を渡すとき、社名や製品名の読み方をどこまで指定すればよいか迷うことがあります。原稿にカタカナを添えるだけでは、英語として自然に読むのか、日本語のブランド名に寄せるのかが伝わりにくい場合があります。

収録前に整理したいのは、「どの言葉を、どの読み方で、どの資料を基準に確認するか」です。ここでは、英語ナレーターに共有する発音確認シートと依頼メモの作り方を紹介します。

1. 確認する言葉を原稿から抜き出す

すべての単語に読み仮名を付けるよりも、判断が分かれそうな言葉を先に整理すると、確認したい点が明確になります。

  • 社名・ブランド名:英語圏向けの正式な読み方があるか、日本語の名称に寄せるか。
  • 製品名・型番:文字、数字、記号をどこで区切るか。画面上の表記と読み上げ方を分けて記録します。
  • 略語:一文字ずつ読むか、一つの単語として読むか、正式名称に言い換えるか。
  • 人名・地名・専門用語:社内で使っている読み方や確認先があるか。
  • 数字・単位:小数、桁の区切り、年号、単位をどのように読み上げるか。

2. 発音確認シートは「表記」と「読み」を分ける

次の項目をWordやExcelなどにまとめ、原稿と一緒に共有できる形にします。読み方が未確定の場合は空欄を埋めようとせず、「要確認」と記載してください。

発音確認シートの記入項目
項目記載する内容
原稿上の表記・位置対象の言葉と、ページ・段落・文番号。動画なら該当シーンも添えます。
希望する読み方文字読み・単語読み、区切り、特に聞き取ってほしい部分。
確認用の資料承認済み音声、公式動画の該当時間、読み方の説明など。共有権限も確認します。
状態・確認担当「確定」「要相談」「社内確認中」を区別し、誰が最終確認するかを記載します。

記入例:架空の製品名「Luma X2」

以下は説明用の架空例で、実際の製品やハイボイスの収録実績を示すものではありません。

  • 原稿の位置:2ページ目・3文目「Meet Luma X2.」
  • 希望:「X2」は「X」と「two」に分けて読む。「Luma」は依頼側で読み方を確認中。
  • 参照資料:承認済みの読み方が決まり次第、音声または説明を共有。
  • 状態:「X2」は確定、「Luma」は要確認。収録前に最終確認する。

3. 英語のアクセントとブランド固有の読み方を区別する

アメリカ英語・イギリス英語などの希望と、固有名詞の指定は別の情報として伝えます。「アメリカ英語の声を希望」と伝えても、ブランド名の社内ルールまで自動的に共有されるわけではありません。

音声サンプルでは声質や読みのテンポを比較し、固有名詞については確認シートで指定します。英語ナレーター一覧で音声サンプル・プロフィール掲載料金を比較できます。

参考音声を添える場合は、「発音だけを参考にする」「間の取り方を参考にする」など、確認してほしい点も明記します。他の人の声そのものを再現する指示と混同しないようにします。

4. 発音指定と演出指示を別々に書く

「製品名を強調する」は演出の希望で、「製品名をどう読むか」とは別の指定です。例えば次のように分けると、相談すべき点が明確になります。

  • 発音:この略語は一文字ずつ読む。製品名は確認シートの読み方を使用する。
  • 演出:製品名の前に短い間を取り、文全体は落ち着いた説明調にする。
  • 映像との関係:製品名が画面に出る場面で読み上げたい。確定済みの映像や目安の時間を共有する。

テンポや間の違いを整理したい方は、同じ原稿で声のトーンを比較する指示例もご覧ください。

5. そのまま使える発音確認の依頼メモ

次の項目をコピーし、分かる範囲で記入してください。未定の情報は「未定」、相談したい内容は「要相談」として区別します。

作品・用途: 使用する媒体/公開地域・期間: 希望する英語のアクセント: 候補ナレーター名・プロフィールURL: 原稿の版・更新日: 発音を確認したい言葉/原稿上の位置: 希望する読み方/未確定の点: 参照音声・動画のURL/該当時間: 参考にする範囲(発音・テンポ・間など): 最終確認担当: 希望納期:

英語で補足するときは、例えば次のように伝えられます。

Please use the approved pronunciations in the attached list. The reference audio is for pronunciation only. Items marked “to be confirmed” need clarification before recording.

この英文も依頼用の文例です。音声確認の方法や追加収録の扱いを約束するものではないため、必要な対応は見積もり時にご相談ください。

6. 収録前の最終チェック

  • 読み方の指定は、原稿の最新バージョンと一致しているか。
  • 同じ固有名詞が複数箇所にある場合、指定がそろっているか。
  • 参照リンクを、収録に関わる担当者が開けるか。
  • 未確定の言葉と、最終判断する担当者が分かるか。
  • 原稿や読み方の変更がある場合、対応範囲・費用・納期を確認したか。

声を探す段階では英語ナレーターの音声サンプル一覧を、費用の確認には収録料金・納期とプロフィール掲載料金の例をご覧ください。原稿と確認したい言葉を整理したら、お問い合わせフォームからご相談いただけます。